初心者サーファーが次の扉を叩く時

34歳からサーフィンを本格的にスタートした男のブログです。楽しみながらサーフィンしています。

サーフィンと人生と楽しさと。サーフィンの醍醐味に気がついた話。

 

 

不器用な自分の不器用な生き方

不器用な私はもっと「上手く生きていけるよ」っと何度も言われたことがあった。

10代の頃は、感情のコントロールや人付き合いの上手さなど先輩や同級生などいろいろとアドバイスをくれた。

負けん気の強さと我の強さが10代の頃は良くも悪くも多くの経験をするきっかけとなり、成長するきっかけとなったことは変わりない。

 

 

薄っぺらい自信はすぐに打ち砕かれる

30代でサーフィンを始めたけど、本当にできなくて情けない姿を晒して海に漂っていた。これまである程度のスポーツは出来ていて、よくある話だけど「サーフィンはすぐにできるよ」っと軽く考えていた自分の薄っぺらい自信は粉々となり、できない悔しさからのめり込んでいくきっかけとなった。

 

そして、サーフィンの調子というのは自然環境の影響と自分の環境が重なった時に始めて上手くいき、楽しめることができる。だけど、それ自体はすごく不安定で確約されたものは何1つとしてなかった。

 

これは、人生でも同じことが言えるのかなっとこの歳になって落ち着いて考えることができる。

 

どうも、自分の人生は波乱万丈などなく、ずっと上り調子でいけると信じ込んでいたのだ。どうにも楽観的な頭であるから仕方ないのだけど、これまでガムシャラに生きてきたからよりその意気込みが強かったのだろう。

 

 

どうしようもない人生の転機

すぐにできると考えていたサーフィンがこれほどまでにできないと解り、どうしようもない自分に気がついたことは人生において大きな転機となっている。

 

3時間大きな波に挑んで1本も波に乗れなかった時は、笑えるくらいに自分が情けなく、無力で、貧弱だった。

30代に入るとその人の生き方や考え方を変える、成長させることは難しいと言われている。それまでの生き方である程度の自信と成功を手にしてきたからだと思うが、それに自分も当てはまっていた。

 

だけど、サーフィンを通じ自然を目の前にすると在り来たりな言葉だけどちっぽけな自分に気づき、悩みや不安、怒りなどはどうにもツマラナイものであると気が付く。

 

サーフィンの醍醐味は各所にあるが、陸に上がってもサーフィンのように不安定な物事を楽しめるメンタルを手に入れたことはサーフィンの醍醐味の1つと言えるかもしれない。