明日から各地波が届き始める予報。
きっとサーファーだけがワクワクしているのでしょうね。
ーーーーーーー
そろそろサーフィンを始めて3シーズン目になりますが、今ままで台風の波で正直素晴らしい思い出は少ないです。
どちらかと言えばお掃除セットを食らって意気消沈した経験くらいです。
頑張ってカレントにも耐え、エキスパートが乗らない波に挑んでも当時の力量では正直無謀でした。
ーーーーーーー
妄想イメージとは違う台風サーフィン
まだまだ初心者のレベルを脱することはできませんが、やはり台風が届けてくれる波に乗ることは目標です。
しかし、妄想的イメージと実際の状況はかなり違います。強烈なカレントにより流され、絶え間なく続くドルフィン、絶望感すら感じるセットを食らう。
ラインナップにたどり着くまでにはかなりの体力と気力が削がれてしまいます。
ある程度海に通い、パドリング力も体力もテイクオフやライディングなど技量もレベルが上がってもやはり過信は禁物です。挑戦は自己責任ですが時には引く勇気というのが必要です。
いくつかポイントをしっかりチェックして自分のレベルで入れるポイントをしっかりと確認してくださいね。
ーーーーーーー
死ぬかもしれないと感じた瞬間の台風セット
まだサーフィンを本格的に始めて1シーズン目。
台風が過ぎ風も落ち着いて頭オーバーの波を残してくれた日でした。
やっとテイクオフできるようになった私は調子に乗っていたのだと思います。
無謀にも満潮時間の頭オーバーの海に入って行きました。
そこは上級者レベルの猛者さんが3名ほどいました。私は必死にパドリングとドルフィンを繰り返していました。なんとかラインナップに並べたと一休みするとお掃除セットが向かってきていました。
今となればそれがワイドでダンパーになると理解できるのですが、当時の私はそのスケール感とそこに至るまでに体力の消耗で反応が遅れてしまいました。
猛者さんたちは避ける前により沖へパドルし乗り越えて行きました。
その様子を私は板の上でぼーっと眺めながら「…あ、マズイ」と思い、迫り来るセットを前にどうしていいのか解らないままその時を迎えました。
崩れる波を正面からモロにくらいました。ドーンっと強い衝撃とその力で巻かれて上も下も解らなくなる中、さらに強い力で背中を海底まで押し付けられてしまいました。
もう、パニックです。強い衝撃を受けたとき、肺にためた空気は吹き出してしまい、しばらく巻かれたのち押し付けられた海底は満潮時だったため2m以上の深さでした。
当時のリーシュの長さは7’なので2m程度あります。
背中を押し付けらたときリーシュを巻いていた右足は強く引っ張られていたのでもう少し深かったのかもしれません。
引っ張るリーシュを頼りに上方向へ泳ぎました。少し海水を飲んでしまうギリギリでなんとか海面に上がり空気を吸うことができ一安心しサーフボードに手を伸ばしました。
「溺れるかと思った!」っと思いながら沖方向へ振り返った瞬間。
同じような波がすでに崩れ始めて私の頭上に迫っていました。
ドーンと再び強い衝撃を受けて巻かれましたが、今回は幸い海底に押さえつけられることはありませんでした。しかし、頭部に衝撃を食らったため軽く脳震盪のような感じになり頭がクラクラしていました。
「これは死ぬかもしれない!」
水中の中ではじめてそう感じました。
なんとか海面に上がってからサーフボードを掴んで私は必死になって岸を目指しました。
強烈な波により足がつくところまで戻ったものの強烈な横へのカレントの中で後5mの距離を前に進むことでもできませんでした。
流されながらも必死に岸に上がり砂浜に寝転びながら無力さと無謀だったと真に反省しました。
ーーーーーー
無理だと思ったら引き返していい
本当に無謀でした。これ以外にも無謀なことはしているのですが1番死にかけたのがこの出来事だったので書いてみました。
少しでも私のアホさ加減を理解していただければと思います…。
無理だと思ったら引き返してくださいね。え?なんか恥ずかしいって?いや、死ぬ思いして嫌になったり、本当に溺れて死ぬ方が最悪ですよ。それに多くの人に迷惑をかけることになる。
死ぬほど楽しいサーフィンですが死ぬことはありませんから。
私は水曜狙いです!
keep a smile surfing