サーフィンをはじめてからある変化に気が付いた。
サーフィンをはじめてからの変化は考え方にも起こっていて
— surf_life34 (@SurfLife34) 2019年7月27日
日々のストレス発散というよりは、心を満たすっという感覚になっています。
ストレスで押し潰された心を内側から満たして心を元の形に戻す。
そんな感じです。 pic.twitter.com/jpcKZTo8Dx
純粋にサーフィンが楽しくていつも笑って過ごせる。
うまくできないことの方が多く苦しいことも辛いこともあるがサーフィンは基本的に笑ってできる。こんな環境はなかなか得られない。
難しいから、テイクオフやターンがうまく行くだけで幸せになるし大人になってからこんな感覚や経験ができるなんて夢にも思っていなかった。
私は34歳からサーフィンをはじめた。
最初は本当に何もできない1年間を過ごし、絶叫マシンが怖くなくなるほどパーリングを繰り返した。
サーフィンは波に乗るだけではなく、季節ごとの空気や気温、鳥の声や虫の声、朝日の位置や夕焼けの濃さ、自然の全部がサーフィンだと私は考えている。
ただ波に乗るのが楽しいからそれで良い!
という声も満遍なく同意している。波に乗る、それは最高!
私の社会生活は、冷たく固いコンクリートの壁に囲まれて、太陽がいつ沈んだのか判らない日々を過ごしていた。好きではじめた仕事もお腹いっぱいになると途端にもう要らないと気持ちが止まってしまっていた。
この世代になると大体の事は(適当に)上手くやれるようになっていて新しい経験も発見も少なくなっている。
子どもの頃、毎日、遊んで満たされていた充実感は既に無く、社会の理不尽さや不条理を心に押し付けて納得させて心の形を変えて来た。
心の形は既にボコボコになっているが原型は留めているような感じだ。
心の形はなかなか直らないことで有名だ。
体の傷は免疫が治してくれるが、心の免疫は未だにコレ!というのが発見されていない。
理由はいくつかあるが私が考えるに心の形を直す方法は個人差があるのだと考えている。
直し方は千差万別で自分に合ったものを探すしかない。
私の場合は、サーフィンだった。
これまでサーフィン以外のスポーツでワークアウトする事でストレスに打ち勝ってきたが、サーフィンは別格だった。
サーフィンは心の内側から満たしてくれる。そして、内側からヘコんだ心を押し返して直してくれる。
一本でも満足のいく波に乗れたらその日は満たされる。乗れなくても、海に出て波を待っているだけでも満足する。
海に行けない日は、ボードを触るだけで満たされる…。どうかしてるなだと思う。
とにかく、サーフィンは心を満たして日々のストレスでへこんだところを直してくれる。そして、童心に返り心から笑える。
少し腹が出てきたおじさんが海でニコニコしながら前回より波に乗れて喜んでいる。
そこには冷たいコンクリートはない。高い空と波があるだけ。
つまり、サーフィン最高!